分析・診断メニュー


 ソイル・コミュニケーション合同会社は、株式会社SOFIXからの特許実施許諾を受けて、立命館大学で開発された「土づくり」の技術 SOFIX(土壌肥沃度指標)による土壌分析・診断サービスを提供します。

■SOFIX/MQI/OQI分析

SOFIX(土壌肥沃度指標)分析


農耕地の土壌について生物性、化学性、物理性の指標19項目で分析し、土壌の健康状態を数値で「見える化」します。

標準価格 36,300円(税込)

 

MQI(堆肥品質指標)分析


使用する堆肥の品質について生物性、化学性、物理性の指標11項目で分析し、数値で「見える化」します。

標準価格 32,065円(税込)

OQI(有機資材品質指標)分析


使用する有機資材の品質について生物性、化学性、物理性の指標9項目で分析し、数値で「見える化」します。

標準価格 28,435円(税込)

man planting plant

SOFIX/MQI/OQI 初回限定価格プラン


SOFIX分析、MQI分析、OQI分析を少しでも多くの方にご体験いただくため、初めてご利用の方限定の初回限定価格プランをご用意しています。

・初めてご利用の方限定
・1人(法人・個人)1申込のみ、合計3サンプルまで
・1サンプル13,200円(税込)[3サンプル分析する場合は13,200円×3=39,600円(税込)]

■項目別分析

6目分析+パターン判定


SOFIX分析19項目のうち、パターン判定に必要な6項目のみを分析し、土壌の健康状態を簡易的に診断します。

標準価格 30,855円(税込)

 

3項目分析


SOFIX分析19項目のうち、総細菌数、全炭素量、全窒素量の3項目のみを分析します。施肥設計には少なくともこの3項目が必要です。

標準価格 14,520円(税込)

 

1項目分析


SOFIXの最も特徴的な分析項目である総細菌数のみを分析します。

標準価格 9,075円(税込)

 

 

■分析結果の解説/処方箋

分析結果のオンライン解説


SOFIX、MQI、OQI、項目別などの分析結果の見方についてオンラインで解説します

標準価格 2,200円(税込)

通常処方診断


SOFIXやMQI、OQIなどの分析結果に基づく施肥設計をおこないます。

標準価格 11,000円(税込)

精密診断


総細菌数が検出限界以下(SOFIX診断D判定以下)の場合の施肥設計を行います。

標準価格 66,000円(税込)

 

■伴走型土壌診断サービス

伴走型土壌診断サービス


「伴走型土壌診断サービス」は、分析と処方だけでなく、その後の栽培の経過と結果の観察などを農家さんと一緒におこない、ともに知恵を出し合いながら、農家さん自身が<最適解>を見出していくのを支援するオーダーメードのサービスです。

標準価格 内容についてご相談のうえお見積り

分析・診断メニューの詳細説明


SOFIX(土壌肥沃度指標)分析

土壌の健康診断

 農業生産では「土作り」がもっとも重要とされています。 良い土壌とは、土壌の化学性(肥料成分、緩衝作用等)、物理性(保水力、通気性等)、生物性(有機物の分解、耐病害虫等)の3つ要素が整った土壌のことです。 特に、有機栽培により高品質の農作物を生産するためには、生物性が重要となり、土壌微生物による物質循環がスムーズに進む必要があります。 しかし、従来の土壌診断技術や施肥では、化学性、物理性の分析が中心であり、土壌の生物的性質を見ることは困難でした。

 SOFIX(土壌肥沃度指標)分析は、土壌の状態について、従来の化学性、物理性の分析に加えて、土壌中の微生物量や、 微生物による窒素循環やリン循環などを示す生物性の分析を行い、合計で19項目の分析結果を示します。 また、分析データにもとづいて、その土壌がどのような傾向を持っているかを示すパターン判定と、 土壌肥沃度について特A①~C⑨までの評価付けを行います。(評価基準は、畑、水田、樹園地などによって異なります)

 土壌の健康診断として、毎年1回のSOFIX分析をお勧めいたします。

 分析結果から微生物量、土壌バイオマス量、化学分析値、窒素やリンの循環評価などを算出し、状態が直感的にわかる表やグラフとなった分析シートの形でご提示します。

標準価格 36,300円(税込)
初回限定価格 13,200円(税込)


MQI(堆肥品質指標)分析

堆肥の品質を診断

 良い「土づくり」をおこなうためには、土壌の分析とともに使用する堆肥の分析も必要となります。 MQIは、堆肥品質指標と呼ばれ、Manure Quality Indexの略称です。 牛糞・鶏糞・豚糞・馬糞等の家畜糞系堆肥やバーク堆肥等の植物性堆肥、残渣コンポスト・ぼかし堆肥など、 各種の堆肥の品質を正確に評価できます。 また、堆肥の種類別に8種類のパターン判定と、特A①~C⑧までの品質評価を行います。

分析11項目

硝酸態窒素 / アンモニア態窒素 / 交換性カリウム / 可給態リン酸 / 全炭素量 / 全窒素量 / 全リン量 / 全カリウム量 / C/N比 / バクテリア数 / 含水率

標準価格 32,065円(税込)
初回限定価格 13,200円(税込)


OQI(有機資材品質指標)分析

有機資材の品質を診断

 良い「土づくり」をおこなうためには、土壌の分析とともに使用する有機資材の分析も必要となります。 OQIは、有機資材品質指標と呼ばれ、Organic material Quality Indexの略称です。 米ぬか、油かす、大豆かす、牡蠣がら、魚粉、骨粉など非発酵系の有機資材の品質を正確に評価できます。

分析10項目
硝酸態窒素 / アンモニア態窒素 / 交換性カリウム / 可給態リン酸 / 全炭素量 / 全窒素量 / 全リン量 / 全カリウム量 / C/N比 /含水率

各分析項目それぞれの数値と評価をご提示します

標準価格 28,435円(税込)
初回限定価格 13,200円(税込)


項目別分析

目的に応じて、SOFIX(土壌肥沃度指標)分析19項目のうち一部の項目のみの分析も可能です。

6項目分析+パターン判定

 通常のSOFIX分析では19項目の分析を行い、そのうちの土壌の生物性にかかわる6項目の数値からパターン判定を行っていますが、「SOFIXパターン判定6項目分析」では、パターン判定に使用する6項目のみを分析します。SOFIX分析は少しハードルが高いと思われている方にも、お気軽に土壌の評価が分かる分析メニューとなっております。

分析6項目
総細菌数/全炭素量/全窒素量/窒素循環活性/リン循環活性/CN比

標準価格 30,855円(税込)

3項目分析(総細菌数、全炭素量、全窒素量)

 通常のSOFIX分析項目のうち、施肥設計に最低限必要な総細菌数、全炭素量、全窒素量のみを分析します。
 SOFIX分析を年に1度行い、その後、数か月~半年ごとに上記3項目のみの分析を行い、施肥設計の参考にすることができます。

標準価格14,520円(税込)

1項目分析(総細菌数)

 通常のSOFIXの分析項目のうち、総細菌(バクテリア)数のみを分析します。土壌の中の総細菌数の分析のほか、各種の資材による総細菌数の増殖効果や殺菌効果などを評価する等、様々な活用が可能です。

分析1項目
総細菌数

標準価格 9,075円


分析結果のオンライン解説

分析データの見方を説明

 SOFIX(土壌肥沃度指標)、 MQI(堆肥品質指標)、 OQI(有機資材品質指標)、 項目別分析等の分析結果について ZOOM等のオンラインを使ってデータを見ながらの解説を行います。 1回30分程度。分析のご依頼時に併せてお申し込み下さい。

 あとからお申し込みいただくこともできます。

標準価格 2,200円(税込) 

 


通常処方診断

分析データに基づき施肥設計

 土壌のSOFIX(土壌肥沃度指標)分析結果やMQI(堆肥品質指標)、OQI(有機資材品質指標)の分析結果に基づいて、 「土づくり」のためにどのような資材をどれだけ施肥したらよいかを処方診断(施肥設計)としてご提案します。  

 SOFIX技術による土づくりの基本的な考え方は、①まず土壌細菌が活性化するように有機物(主に全炭素と全窒素)の量とそのバランスを適切に整える→②これにより土壌微生物の数と種類が増えていく→③微生物たちが植物にとって必要な肥料成分を安定的に供給してくれる状態を作るというものです。畑の場合だと、全炭素量が25,000㎎/kg以上、全窒素量が1,500㎎/kg以上でかつ、炭素と窒素の比率(C/N比)が10~25の範囲の土壌だと、微生物がもっとも活性化することがこれまでのデータベースでわかっています。そのため、SOFIXの処方箋では、土壌の状態がこの範囲に入るように施肥設計を行い、堆肥や有機資材を適切に入れていきます。

 具体的な手順は次の通りです。

手順 内容
1 農業生産者から圃場の現状や要望について問診票に基づく情報収集を行います。
2 対象となる土壌をサンプリングして、SOFIX分析、パターン判定を行います。
3 B評価以上の場合は、使用する堆肥、有機資材についての分析を行います。
4 C評価の場合は、精密診断を行い、各種処方による改善の可能性を検討します。
5 3、4の結果を踏まえて総合的な処方箋を作成します。
6 処方内容は診断録(カルテ)に記録し、次回以降の処方箋作成に役立てます。

初診料(初めて診断する圃場のみ) 
 標準価格 1,100円(税込)
通常処方診断
 標準価格 11,000円(税込)

 


精密処方診断

総細菌数が検出限界以下の場合の処方

 精密診断は、総細菌数が検出限界以下であった場合の処方診断です。

 SOFIX分析でC判定(微生物が検出限界以下)となった場合、通常の処方では土壌の状態の改善が難しい場合があります。

 微生物の餌である有機物が極端に少ないことが原因であれば、有機物を適切の処方していけば比較的順調に総細菌数が回復していく可能性が高いです。しかし、残留農薬や何らかの有害物質によって汚染されているの場合は総細菌数の回復にはかなりの時間がかかります。

 精密処方では、総細菌数が検出限界以下になっている原因を見極め、微生物回復の可能性のレベルをステージ1から4に分けて評価し、処方の提案を行います。

 具体的には、つぎのような処方を行います。

 精密診断をお申し込みいただいた土壌を5kgほど送って頂きます。

 【SETP1】ミミズ試験

 送って頂いた土壌のうち、2kgにミミズ5匹を入れて、7日後にミミズがどれだけ生き残っているかを調べます。

 土壌が化学物質によって汚染されている場合、ミミズが遺棄の残れません。

 【STEP2】通常処方

 送って頂いた土壌にたいして、通常のSOFIX処方箋に沿った施肥を来なって、3週間で総細菌数がどれだけ増えるかを試験します。

 【SEP3】精密処方

 送って頂いた土壌に対して、精密処方で総細菌数が3週間でどれだけ増えるかを試験します。

 【評価】評価

 STEP1~4のデータを総合して、微生物回復の可能性のレベルをステージ1から4に分けて評価し、処方します。

ステージ評価内容
ステージ I土壌微生物は比較的回復しやすい段階です
ステージ IISOFIXを用いた土づくりにより、土壌微生物が回復する見込みがあります
ステージ IIIバランスの良い有機資材を加えることにより、土壌微生物が回復する見込みがあります
ステージ IX土壌微生物の回復には長い時間が必要です

 


標準価格 66,000円(税込)

 

 


伴走型土壌診断サービス

ともに走りながら「最適解」を見つける

 農耕地の土壌は複雑系であり、1回の分析や処方では、ある程度の現状の問題点の解析や課題の推定はできても、その圃場に適した<最適解>をすぐに見出すことは難しいです。そのため、「伴走型土壌診断サービス」は、分析と処方だけでなく、その後の栽培の経過と結果の観察などを農家さんと一緒におこない、ともに知恵を出し合いながら、農家さん自身が<最適解>を見出していくのを支援するオーダーメードのサービスです。


 このサービスは、地方自治体で取り組む「地域循環共生圏」や「オーガニック・ビレッジ構想」を具体化していくための有機栽培プロジェクト推進や実証実験などにも活用できます。必要に応じて、これらのプロジェクトに参加している農家さんや自治体関係者向けのセミナーや講習会、現地調査なども組み合わせることができます。

 伴走型土壌診断サービスの実施にあたっては、まず、お客様(農家・農業法人・企業・自治体様)のご要望や現状の課題、お困りごとなどについてお聞きし、具体的な実情やご予算などに応じて、計画案とお見積りをご提案します。必要に応じて、提案内容を修正したうえで、ご納得いただければ、計画を確定します。

 実際の伴走サービスの基本的な内容は、まず、対象となる土壌や堆肥、有機資材等の分析をおこない、ソイル・コミュニケーション合同会社より分析結果の解説、処方の提案をさせていただき、お客様と一緒にディスカッションし、最終的な処方を確定します。それにもとづいて、お客様の方で施肥や栽培を行っていただき、その後の生育状況などついて定期的なミーティングで確認し、最終的に収穫まで確認して、処方の効果や課題についてディスカッションし、知見を深めていきます。必要に応じて、対照区を設けて、従来の処方とSOFIXで提案する処方との比較を行います。

 左の図は一般的な伴走サービスのパターンですので、お客様のご要望に応じて計画はオーダーメードで設計します。

 まずは、お問い合わせください。