3.過去・現代・未来についての対話

SDGS・みどりの食料システム戦略・地域循環共生圏への貢献

 ソイル・コミュニケーション合同会社の3つ目の役割は、農業の「土づくり」をベースにした過去・現代の未来との対話です。
 
 かつての日本の農業は、地域の家畜糞や人糞による堆肥や、魚粉、大豆カス、米ぬかなどの有機資材を肥料として、自然の流れにそった循環型の農業をいとなんできました。

 しかし、現代の資本主義社会ーーとくに第二次大戦後ーーは、利益至上主義、生産性至上主義を追求するために、輸入資源にたよった化学肥料や化学農薬中心の農業へと転換してきました。しかし、それは、自然本来の循環から逸脱するものであり、生態系の破壊や土壌の劣化、病害虫の発生の深刻化、地球温暖化による収量・品質の低下などをもたらしてきました。

 その問題を解決する出発点は、農薬や化学肥料の使用をできるだけ抑制し、地域の堆肥や有機資材などを活用した循環型農業の実現であり、そこでの要となるのが「土づくり」です。しかし、これは単純にかつての農法に逆戻りするのではなく、SOFIXやスマートアグリなどの最新のテクノロジーやいまの生活様式を取り入れたうえでの自然農法の高次復活となるでしょう。また、バイオ炭などを適切に「土づくり」に活用し、炭素貯留を通じて温室効果ガスの削減に貢献することも課題となっています。これらは、持続可能な社会の実現のため、SDGsや「みどりの食料システム戦略」の具体化でもあります。

 ソイル・コミュニケーション合同会社は、こうした持続可能な未来社会実現のため、地方自治体、企業、NPOの皆さんとともに、地域における循環型農業や脱炭素化、地域循環経済系の形成のための政策提言やプロジェクトの立ち上げなどをサポートします。

サービス内容
各種申請書・企画書の作成、サポート
ワークショップの開催
取材、ライティング、記事作成、情報発信

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