学校校庭の芝生化と有機農業を通して炭素貯留・低炭素社会の実現を目指す神戸学院大学プロジェクト

 7月4日、神戸学院大学で、「土壌中の炭素貯留による低炭素社会の構築のための学校校庭の芝生化と有機農業の推進」というテーマの研究プロジェクトの会議が開催されました。この研究プロジェクトは、同大学の現代社会学部の菊川裕幸講師が研究代表者となって、神戸市の「大学発アーバンイノベーション神戸 研究費助成」事業の支援を受けて、2022~2023年度に取り組まれています。

 この研究プロジェクトが目指す最終目標は、「学校の校庭の芝生化」と「農地への有機肥料の施用」によって土壌への炭素貯留量を増やすことと、それを数字で「見える化」することです。このことによって、神戸市の「地球温暖化防止実行計画」で打ち出されている二酸化炭素吸収源対策を実現することを目指しています。当社も、このプロジェクトに参加して、堆肥や土壌の分析をすすめており、これらを通して低炭素社会の実現に貢献できればと考えています。

 7月4日の会議では、この間取り組んできた、学校給食の残渣や地域の有機資源である竹チップを使った堆肥製造の試験で得られたデータについて議論を深めました。

 本研究プロジェクトでは、今年度末へむけて、引き続き学校の校庭の芝生化による炭素貯留効果等について研究を進めていく予定です。  

【写真は、竹チップや学校給食残渣を使った堆肥製造試験】