2022年もあと1日を残すのみの年末ぎりぎりとなりましたが、このたび、満を持して「ソイル・コミュニケーションズ」のホームページを公開いたしました。
あわせて、Facebookページも開設しました。
https://www.facebook.com/soilcoms
「ソイル・コミュニケーションズ」は、一般社団法人SOFIX農業推進機構の理事・事務局長であった松田文雄が、2022年4月に同機構を退職後、機構のビジネスパートナーとして設立した個人事業です。その目指すところは、農業の基本「土づくり」から持続可能な社会の実現をめざすことです。
この目標の実現のため、「ソイル・コミュニケーションズ」は、「土づくり」をキーワードに、つぎの3つのコミュニケーション=対話を促す役割を果たしていきたいと考えています。
1.土壌と人間との対話: 有機農業や環境保全型農業にとって重要な土壌の生物性についてSOFIX(土壌肥沃度指標)技術をつかって「見える化」し、より良い「土づくり」のための処方箋を提供します。
2.農業生産者と生活者(消費者)の対話: 農業生産者と生活者(消費者)との交流や参加型有機農業の仕組みづくり、「土づくり」にこだわった健康な農産物を消費者に提供する仕組みづくりを行います。
3.過去・現代・未来についての対話: これまでの農業や地域の歴史を踏まえ、持続可能な社会の実現のため、「土づくり」の角度からSDGsや「みどりの食料システム戦略」、地域循環共生圏、農地の炭素吸収、生物多様性などに関する地方自治体、企業、NPO等でのプロジェクトの立ち上げ、推進のサポートなどをおこないます。
詳しくは、このホームページの「サービス」欄をご覧ください。
私事ですが、私は2018年に前立腺がんの診断を受け、その治療を受けました。このなかで、あらためて食を見直し、食のところから自然免疫力を高めることの重要さを身をもって痛感しました。
近年、大腸内の微生物叢が人間の自然免疫力に大きな役割を果たしていることが注目されています。また、腸内の微生物の動きと土壌内の微生物の動きが良く似ているとされています。
土壌微生物が活発な健全な土壌からとれた、健康な農産物を多くの人々がいつでも手軽に手に入れ、心身ともに健康で楽しい生活を送れるような社会の仕組みづくりに貢献していきたい。これが、ライフワークとして「ソイル・コミュニケーションズ」を設立した私の思いです。
ホームページを立ち上げ、自分たちの想いや情報を発信すれば、必ず、色々な方から情報や思いを頂けます。この日を新たな出発点として、多くの方と対話しながら、農業の基本「土づくり」から、健康で楽しい生活を送れる社会の実現をめざして頑張りたいと思います。
写真は、新年準備のためのお客さんで賑わう京都・錦市場の様子です。この1年、お世話になった方々に心よりお礼を申しあげます。新しい年、2023年が皆様にとって、そして私にとっても素晴らしい年となることを祈念しております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
ソイル・コミュニケーションズ 代表 松田文雄