圃場の整地に着手:耕作放棄された果樹園復活プロジェクト進捗④

 福岡県朝倉市では、6年前の2017年の豪雨水害で耕作放棄せざるを得なくなった果樹園(柿)の復活プロジェクト(クラウドファンディング)が進められています。

 この大水害では、果樹園に通じる公道が土砂崩れで埋まり、農家さんが果樹園へ行くことができなくなりました。公道ですので、行政が費用の9/10を負担して復旧することが可能でしたが、残りの1/10(約100万円)を高齢の農家さんが負担することが困難となり、復旧をあきらめざるを得なくなりました。そのため、かつては果樹園はすっかり荒れ果てています。

 そうしたなかで、大阪の国際物流会社を早期退職して故郷である朝倉へ戻った原田淳一さんが、この果樹園の復活を目指して、まずから重機を操縦しながら土砂に埋まった公道の復旧や圃場の整地作業に取り組んでいます。

 原田さんからの最新の進捗レポート(その4)を頂きましたので、共有します。

 クラウドファンディングの方は、締め切りまであと3日です。皆様の応援をお願いします。


進捗レポート(その4)・圃場整地に着手しました

 前回のレポートで土砂に埋まった公道が再開できたことを報告しました。引き続いて、圃場の整地に着手しています。

 まず細長い段々畑の3‐5段目の土砂撤去と整地を始めました。

 次の1番目の写真は、段々畑3段目から宮地嶽神社を望んだものです。2番目の写真は、外からこの果樹園を写したものであり、まんなかあたりの地肌が見えてる所が整地後の3‐5段目の畑となります。

段々畑の3段目から宮地嶽神社を望む
果樹園の外観。真ん中の地肌が見えている場所が整地後の段々畑

 次の3枚の写真は、3段目の細長い圃場から土砂撤去をしている様子を、順番に並べました。

土砂撤去①

 最後の写真は、土砂を撤去して、圃場を整備したあとの様子です。

整地後の圃場